帳票クリエータ Ver.4 for Java で1レコードを複数明細行に出力する
こんにちは、開発担当の Masa です。
今回はシーオーリポーツ 帳票クリエータ Ver.4 for Javaで1レコードを明細リストの複数行に出力する方法をご紹介します。
表示位置などに細かい調整が不要な場合は、従来通り1レコードにつき1明細行を割り当て、セル内で改行する方法が一番簡単です。
以前ご紹介した新機能の『テキスト置換機能』を参考にしてください。
表示位置やセルの連結など調整が必要な場合は、『レコードの繰り返し機能』を使用します。
『レコードの繰り返し機能』は先日のリビジョンアップで追加された機能で、同じレコードを指定回数繰り返し出力することが出来ます。
1明細列に複数のレコードセット列をマッピングするための『$RP』テンプレート文字列が追加されたので、合わせて使用します。
以下に例をあげます。
このようなデータがあったとします。
氏名 | かな | 電話番号 | 郵便番号 | 住所 |
---|---|---|---|---|
田中 XX | たなか XXX | 03-7815-348X | 102-9818 | 東京都三鷹市牟礼XX-XX-XX |
高橋 XX | たかはし XX | 03-2816-678X | 909-7157 | 沖縄県浦添市勢理客XX-XX-XX |
以下略 |
レコードセットの繰り返しを指定するには、プロパティ画面の『レコードセット』で「詳細を設定する」を選択し、『繰り返し回数』に任意の数値を指定します。
今回は1レコードにつき3明細行出力するので「3」を指定します。
帳票クリエータでは、通常、明細列1つに1つのレコードセット列しかマッピング出来ません。『繰り返し機能』使用時は、「$RP」テンプレート文字列を使用して複数のレコードセット列をマッピングします。
氏名欄は2行分のセルを連結しているので、以下のように3行目は半角スペースを指定します。
明細右側は3行ともマッピングします。
出力結果:
いかがでしたでしょうか?体験版が無料でダウンロードできますので、ぜひお試しください。