帳票クリエータ Ver.4 for Java の前集計機能
こんにちは、開発担当の Masa です。
今回はシーオーリポーツ 帳票クリエータ Ver.4 for Javaの新機能『前集計(試算)機能』をご紹介します。
以前ご紹介した新機能の『集計機能』と『テキスト置換機能』を使用します。
帳票クリエータ Ver.4 for Javaでは、総合計や区分計等の累計を帳票出力処理の最初に予め集計する機能が追加されました。集計された値は保持され、帳票内で参照することが可能です。
これにより、先頭ページに総合計を出力したり、区分毎の先頭ページに区分計を出力するなど、GUIの設定のみで簡単に実現できるようになりました。
以下に例をあげます。このようなデータがあったとします。
分類 | 品目 | 金額 |
---|---|---|
根菜類 | だいこん | 85,598 |
根菜類 | かぶ | 10,231 |
根菜類 | にんじん | 78,958 |
根菜類 | ごぼう | 27,359 |
根菜類 | たけのこ | 5,996 |
葉茎菜類 | はくさい | 62,602 |
葉茎菜類 | こまつな | 26,867 |
「金額」を累計する「総合計」と、「金額」を分類毎に累計する「区分計」の『仮想列』を追加します。設定方法は「帳票クリエータ Ver.4 for Java の集計機能」を参照してください。
Ver.4の前集計(試算)機能
計算式を出力処理前に予め集計するには、プロパティ画面の『全般』で「詳細を設定する」を選択し、『前処理』に「数式列を計算」を指定します。
『前処理』が指定されると、「縦集計(累計、累積など)」の『仮想列』が出力処理前に自動で集計、保持されます。『仮想列』に区分毎の集計が指定されている場合は、区分毎に集計値が保持されます。
試算結果を出力する場合は「$EST」テンプレート文字列を使用します(例:$EST{'区分計'})。設定方法は「帳票クリエータ Ver.4 for Java のテキスト置換機能」を参照してください。
出力結果:
※分かりやすくするために、「分類」毎に改ページしています。
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