おからだをごじあいください

こんにちは、ホームページ・製品マニュアル担当のHです。

HOSがある東海地方も、先週いよいよ梅雨入りしました。
雨で気温が低い日と、合間の晴れで暑い日が交互にやってくるので、体調を崩しやすいですね。
かくいう私も風邪をひき、熱は下がったのですがなかなか咳が治まりません…社内の皆にうつさないよう、マスクをして過ごす日々です。

今回はメールでの言いまわしについて。

ビジネスメールでも、結びの挨拶として、メールの最後に一言ある場合があります。
なかでも季節や場面を問わない、誰に対しても使えるものとして、相手の健康・幸福・繁栄をお祈りする文を署名と合わせて使用しているのを見かけます。
ふと気になったのが『お体をご自愛ください』という文です。
ビジネスだけではなく友人間などでも使うことが多いですが、実はこれは間違った表現なのだそうです。
自分も最初はどこが間違っているのか分からなかったのですが、そもそも「自愛」が『自分の体を大事にする』という意味なので、その前に「お体を」と付けると重複してしまうのですね。正しくは「ご自愛ください」になります。

また、ホームページにくるお問い合わせで、まれに『○○についてご教授ください』という文があります。
「教授」と言うと学校などで専門知識を教わる、というイメージです。
自分としては、例えば製品の価格について知りたい、といった程度であれば「教示」でよいのではないかと思っていました。
これについて『教授 教示』で検索すると、使い分けについて書かれているページがあり、多くの場合「質問程度であれば『ご教示ください』でよい」とのことでした。

ただ『お体をご自愛ください』は間違った使い方ですが、『ご教授ください』は必ずしも間違いではないということもあります。
耳から入ってきた情報だけではなく、意味をきちんと知ったうえで、正しい文章を作成するよう心がけたいと思います。