Eclipseで帳票開発(5)

パッケージJava製品開発担当の大です。こんにちは。

少し間が空いてしまいましたが、前回に引き続き、「シーオーリポーツIDEプラグイン for Eclipse」の解説をします。
今回は、帳票クラスウィザードをより使いやすくするために、動作をカスタマイズしていきます。

帳票クラスウィザードのデフォルト値の変更

帳票クラスウィザードを使用してみると、いくつかの値がデフォルトで指定されているのがわかります。たとえば、ウィザードの1ページ目では、帳票名に「シーオーリポーツ帳票」、帳票クラス名に「ReportImpl」、といった値が指定されています。

帳票クラスウィザード

帳票クラスウィザード(クリックで拡大)

これらの値は、メニューのウィンドウ>設定>シーオーリポーツで変更することができます。プロジェクトにあった名前や出力形式をあらかじめ設定しておくことで、同じことを何度も設定する手間をできるだけ省きましょう。

帳票クラスウィザードのデフォルト値の設定

帳票クラスウィザードのデフォルト値の設定(クリックで拡大)

帳票フォームクラス名は、ウィザード中で選択されたフォームファイルと1対1で作成されます。このクラスは、この設定画面で設定した名前+連番(例:ReportFormImpl0ReportFormImpl1、...)となりますので、ご注意ください。

テンプレート

先の設定画面の「テンプレート」には、現在選択されているデフォルトのテンプレートが表示されています。クリックすると、テンプレートの選択画面があらわれます。テンプレート名の前のチェックを切り替えることにより、デフォルトのテンプレートを変更することができます。

テンプレートの設定

テンプレートの設定(クリックで拡大)

選択可能なテンプレートの中身を編集する場合は、編集するためのプロジェクトが必要です。テンプレート画面の右上の「新規」ボタンをクリックして、プロジェクトを作成します。

テンプレート・プロジェクト

テンプレート・プロジェクト(クリックで拡大)

テンプレートのプロジェクトが作成されましたでしょうか。
次回は、このプロジェクト上でテンプレートを編集して、さらに動作をカスタマイズしていきます。