Eclipseで帳票開発(1)
パッケージJava製品開発担当の大です。こんにちは。
HOSのJava向けの帳票開発ツール「シーオーリポーツ for Java」には、Eclipseでの帳票開発をサポートする「シーオーリポーツ IDEプラグイン for Eclipse」が同梱されています。今回から数回にわけて、この「シーオーリポーツIDE プラグイン for Eclipse」の使いこなし方法を解説していきたいと思います。このブログは複数人数で書くので、飛び飛びになると思いますが、気長におつきあいいただければうれしいです。
「シーオーリポーツIDE プラグイン for Eclipse」って何?
まずはじめに、「シーオーリポーツ for Java」は帳票の開発ツールです。この製品では
- 帳票のレイアウトを作成する「フォームエディタ」
- 「フォームエディタ」で作成したレイアウトとデータをマージして帳票ドキュメントファイルを作成する「描画ライブラリ」
- 出力された帳票ドキュメントファイルを閲覧する「ビュアー/ビューコントロール」
を主に使用して、帳票開発を行います。
この2番目の「描画ライブラリ」はシンプルなライブラリで、柔軟な帳票アプリケーション開発に対応できる反面、データソースとの接続や自動改ページなどの機能は持っていません。そういった部分は帳票アプリケーション側で逐一コードを書き、ライブラリに指示を出す必要があるのです。
「シーオーリポーツIDEプラグイン for Eclipse」は、この帳票アプリケーションの開発を効率良く行うためのものです。
何ができるの?
「シーオーリポーツ IDEプラグイン for Eclipse」は、シーオーリポーツを利用した帳票開発をサポートする複数の機能を持っています。
- フォームエディタやビュアーなどの外部アプリケーションを呼び出す「ランチャ」
- 帳票アプリケーションの雛形を生成する「帳票クラスウィザード」
- 「帳票クラスウィザード」で使用するテンプレートを編集する「テンプレートエディタ」
- 開発中のドキュメントをEclipse上ですぐにプレビュー・印刷できる「帳票プレビュー」
とくに、「帳票クラスウィザード」とそのテンプレートを効果的に使うことで、定型的な処理を自動化し、開発工数を削減することができます。
次回は、「シーオーリポーツ IDEプラグイン for Eclipse」のインストールとセットアップを行います。
- 2009/02/12 追記: 「続きを読む」タグを追加。